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2006/09/25

電気温水器の減圧バルブ

電気温水器の減圧バルブ

中央に写っている真鍮製の部品が減圧バルブ。最近売られている一部の高圧型電器温水器にはない部品だが、普通の電器温水器やガス温水器には付いている。水道の高い圧力が機器に直接かかって貯湯タンクや熱交換器が膨張したり、パンクしたりするのを防ぐ機能がある。

なお、高圧型の電器温水器は貯湯タンクが高圧に耐えられる頑丈なものになっている。高圧型を使う理由は、1階に設置の温水器から2階や3階の洗面や浴室へお湯を送るためである。最近2階に水周りをもってくる間取りも多くなったので出てきたタイプである。高圧型が出る前は、1階に温水器を設置すると2階3階へは温水器の直後下流に揚水ポンプを取り付けて対応していた。

二階の主寝室にある洗面台の小型電気温水器からお湯が出なくなった。夏場はお湯を全く使わなかったのが原因に違いない。使わないことで不具合を起こす可能性が高いのはこの部品。この減圧バルブには、ストレイナー(ゴミを取る茶漉しみたいな部品)も組み込まれている。

ストレイナーの目詰まりも良くあることなので、まずストレイナーを外して、掃除。それほどに汚れがないので、ストレイナーが原因ではない。

減圧バブル本体の可能性が高い。減圧バルブは圧力設定調整ネジがあるのだがこれを触ると、元の設定に戻せない可能性があるが、よく観察すると、調整ネジに触れずに途中まで分解できそう。やってみることにした。ダメもとである。

DIYで無理ならどうせ水道屋さんに頼むことになる。減圧バルブは消耗部品に分類されるので、不具合が起こるとプロは丸ごと交換してしまう。出張費、工賃、部品代で大層な物入りになるわけで、ダメ元でトライする価値は十分にある。

完全には分解できないが、バルブをガタガタと手で動かすことができるレベルまで分解できた、水栓を空けてバルブ部に水を通しながら、バルブをガタガタと動かしてみるとドッと黒い塊が出てきて無事開通した。水垢と金属の錆の混合物の様な感じ。これがバルブに詰まっていたわけだ。元通りに組み立てて、修理完了。かなり得したわけでいい気分。

もちろん減圧の設定が狂っていて電器温水器から漏水の可能性があるが、約2日たってもその気配もないので大丈夫だと思う。

教訓) 夏場も時々はお湯を使って、バルブが固着しないようにしなければならない。家って使わないと傷む部分もあるのね。

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