20日から天文指導員をしたわけだが、その間の天気と望遠鏡の稼動など備忘メモ
7/20(金) 初日
・昼間 曇 60cm反射望遠鏡での「昼の星の観望」できず、「なゆた」望遠鏡の案内(飯塚研究員の解説を聞いてOJTするのが、今日の仕事)
・夜 雲やや薄いが、観望不適。夜の観望会は、星のお話。お話の後半頃雲切れそうということで望遠鏡室へ上がり、「なゆた」望遠鏡での観望開始するが、お客様二人が月を観たところで、雲が押し寄せた。しばらく晴れ間待ちするが、ダメ。1階に戻り星のお話。解散
7/21(土)
・昼間 雨 60cm反射望遠鏡での「昼の星の観望」できず、「なゆた」望遠鏡の案内
・夜 雨 「なゆた」望遠鏡での観望できず。講義室で星のお話
7/22(日)
・昼間 雨 60cm反射望遠鏡での「昼の星の観望」できず、「なゆた」望遠鏡の案内
・夜 曇 「なゆた」望遠鏡での観望できず。講義室で星のお話
日付が変わって23日未明から晴れてくる。
7/23(月)
・昼間 快晴 透明度良好 60cm反射望遠鏡での「昼間の星の観望」 アークトゥルス、金星、水星を見ていただいた。
・夜 「なゆた」観望。シンチレーションは良くない。琴座のダブルダブルがダルマ状に見えている、普通なら「なゆた」なら余裕で分離するところ。観望対象は月、木星、M13、M57、オメガ星雲。観望のお客様が120名と多いので、外のバルコニーに小型望遠鏡を設置して、お客様を半分に分けて、「なゆた」とバルコニーで交替で観望。私は、バルコニー担当。
小型望遠鏡といっても、ミードの30cmトラスドブ(光軸が大きく狂っていて、観望会直前に大慌てで大汗をかきつつ調整。もちろんざっくりである)と25cmのミードのマクカセ(GPS付き)。
私はマクカセの担当でアライメントに少々苦労したが、無事完了。M57、M13、M3(すぐ横にリニア彗星が居たのだが、これは観望せず)を観て貰う。ミードのマクカセはGPS付きだが、アライメントに使う星の名前が英名で表示される。これが結構難物。初心者にはこのアライメント対象の星を見つけるのに苦労すると思う。広告で書いているほどイージーなものではない。相応に慣れが必要だと思う。しかし、説明書も読まずに、なんとか使えたので、ユーザーインタフェイスはうまく作ってあるのだろうと思う。
・飯塚研究員が、団体の福知山高校の生徒諸君に、星の一生の話と、それにちなんで「なゆた」で星が生まれる星雲(オメガ星雲)~年寄りの星の固まり(球状星団)~大陽クラスの星の死骸(M57)を観望してもらう。観望会1時間ほど延長。終了後飯塚研究員バテ気味。
一般観望会終了後、月が沈んだところで飯塚研究員と「なゆた」であちこちと観望。土星状星雲をみたが、「なゆた」でなら確かに土星状。M57は色が少し感じられる。いやいや、シンチレーションが良くないものの、月なし、快晴、透明度良しで、飯塚研究員と「なゆた」を二人で独占しての観望は、超贅沢であった。
なゆた撤収後、小型の双眼鏡を使って、ベンチに寝て星巡りをした。肉眼でM33が見え、北アメリカ星雲も分かった。寝たのは、水星が上がってきてから(午前4時過ぎ)
7/24 最終日
・昼間 晴れ 透明度が悪化傾向、水蒸気が多い感じで空が少し白っぽい。
60cm反射望遠鏡での「昼間の星の観望」 アークトゥルス、金星、水星を見ていただいた。3時半からの部では、水星が西に低くて、コンデション悪く見えなかったので、代わりに東天に低い月を観てもらった。
・夜 観望の時間になって、一気に雲が広がった。今日も農業高校のイベントで人数が多くてバルコニーで小型望遠鏡稼動。雲が多いので、アライメントが不可能な可能性高いので、ミードのマクカセは使わず、ミードの30cmトラスドブ、ビクゼンのR200SS+GPD2赤道儀を使用。赤道儀のお陰で(大体こんなもので設置したのだが、これが結構正確だった)雲中の月が見え次第にお客様に観望してもらえたが、如何せん、ほとんど雲が切れなかった。すっきりしないまま観望会終了。
切れ切れに月、ベガを見てもらう。
一般観望会終了後23時頃から晴れ間が広がりだす。月没は23時53分。その後阪元研究員と飯塚研究員で「おね星」の撮影に入る。M13と新星発見情報(緩いニュースグループらしいが)が速報されている場所の撮影。そのあと薄雲が広がり出す。結局再び晴れず撤収。
午前2時頃就寝。
7/25 7時に起きて、布団干し、5日間お世話になった宿直室の掃除。出勤してきているスタッフに挨拶して帰路につく。午前10時西はりま天文台公園出発。佐用のコメリでセールの自転車置き場を購入して(北摂には良いホームセンターがない)、加古川の実家経由、地道をトコトコ走って、午後3時 無事帰宅。
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