フィールドでの雨降り
先日の芦生は、雨降りの中の行動となりました。
しかし、良いフィールドでは、雨降りもまた良しなのであります。
でも、昔は違いました。
カッパは、今のような通湿防水性能なんかないハイパロンで、行動すると雨で濡れているのか蒸れで濡れているのか区別できなくなる時代。カッパ着ても夏の北アルプスなど高所で行動するのは、その後の冷えや風を考えると危険、アンダーウェアも今の様な高性能なものが行き渡っていなかったな時代。
実際、夏山での疲労凍死は毎年といってよいくらい起こっていたと記憶しています。
日程を気にせずにフィールドに居られた身分だった頃は、雨降りは停滞してました。停滞は、飯は極力食わないし(でないと食糧切れで予定の行動が不能になる)、そのため寝ているだけか、本を読んでいるだけ(結構ボーっとしてたりもする)になるんだけど、好んでしているとは言えキツイ行動からの解放感でなんとなく幸せ感ありました。
だから、テントに雨降り音がし始めると、気分は悪くなかったです。
「あー しゃーないなぁ 停滞かなぁ」
未だにこの気分は抜けない(根が横着者なので)のですが、
今はそうそう停滞をしていられる身分ではないので、よっぽどじゃなきゃ動きます。
でもカッパを始めとして装備が良くなったので、雨中行進もまた楽しいのでありますよね。雨の行動の良さも分かってきてますしね。
いろんな所で良い事を見つける出すのって大事であります。
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