芦生 佐々里峠~雷杉(小野村割岳縦走路) 往復
灰野~佐々里峠の古道ルートから、小野村割岳へのルートの分岐を、この前はうまく見つけることができなかった。(積雪もあったからなのだが)
地図を検証して、地形を頭に叩き込み、今回は慎重な歩行とした。
無事にルートには入れた。見つかればなんということもないのだが、迷いの迷路に陥るとなかなか脱出ができないのだ、ということを痛感した。貴重な経験である。
この辺りは、毎年数件道迷い遭難も起こるが、車が入れる佐々里峠からは近く、フィールドのヘビーユースを避けたいので、ルートのマーキングをしない(ルートファインディングができなければ入山できない、それゆえ入山者の人数を抑えられる。)
また、安易に入山して、迷うような人が入山しないように、マーキングをしない。マーキングがあるということで入り込み、迷う可能性の高い者の入山そのものを拒んでいるのである。
なので、踏み跡はあるが、分岐点に明瞭なマーキングはない。
私有地も多く、所有者や地元の人の考え、その趣旨は尊重せねばならない。訪れる者の暗黙のルールである。
もちろん、どこの山であっても、過剰なマーキングは、地形図とコンパスを使う能力が身に付いていない登山者の増加を招くし、なにより美観を損ねるものはありえない。
さて、
6:30 千里中央集合出発
芦生エリアは、アプローチが結構遠い。公共交通機関は不便なので、自家用車を使うことになる。定員一杯乗って出かけたいものだ。
9:40 佐々里峠出発
今日は、地形をしっかり確認して、現在位置を常に把握しながら、ゆっくり歩く。
フィールドから得る情報量を増やすには、経験に合わせてスピードをコントロールしなくてはならない。
10:00 840mピーク ここがルートの重要な通過ポイント
山と高原地図のコースタイムでは、ここまでざっと30分強になるはずなので、いつものメンバーは、足が速い。
北アルプスの縦走路でも休憩入れて、コースタイムか少し早めで歩く実力がある人たちである。
10:30 巨大倒木
11:00 雷杉の少し西側に 新しい落雷を受けた巨大杉
折れた枝の葉がまだ緑なので、最近の落雷だと思われる。
立っている残りは、生きている様なので、名物杉となっていくと思う。
落雷した杉として、有名。ルートの目印としても有効な場所。
ここで、必ず進行方向をコンパスで確認。
雪の重みで曲がり、アーチの様になった枝。地面に付いたところから根が出て
独特な姿の日本海側特有の巨大芦生杉ができていく
佐々里峠帰着 15:30
新緑を満喫し、お茶タイムなども取り、かなりのんびりペースであった。
次は、紅葉期と積雪期に訪れてみたい。
レイアリング
気温 朝13度 日中21度 快晴 微風 標高は740m~840m
●上
・パタゴニア キャプリン1 Tシャツ
・パタゴニア ストライダー ロングスリーブシャツジップネック(襟付き)
●下
・パタゴニア メンズ アクティブ ボクサー ブリーフ
・パタゴニア ガイドパンツ
●靴
・靴下 スマートウール ハイキングクリュー ミッドウェイト
・靴 ノルディカ 重登山レザーブーツ
●予備
・パタゴニア フーディニ
・パタゴニア レインシャドー上下
水は、2.5リッター用意して、消費は1.5リッターでした。
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