小西正継 氏
日本人スーパークライマーの一人である。山学同志会のメンバー(代表)
同志会のコールは「どーし」 となかなか分かりやすく、かっこよい。
氏は既にこの世の人ではない。
平成8年9月30日、57歳でマナスル登頂後、下山途中に7800m付近で遭難、行方不明のままである。
氏の著作を初めて読んだのは
「マッターホルン北壁」
彼の処女作であり履歴から想像できない文章で驚いた。なかなかに名文であると思う。
冬季マッターホルン北壁第3登である。(1967年2月4日~2月7日)
これを読むと、小西氏のアルプス北壁登攀記を全部読んでみたくなる。
もう一つのアルプス北壁登攀記が
「グランドジョラス北壁」
エベレスト遠征を踏まえてトレーニング的意味も持たせた登攀でもあった。(1970年12月22日~1971年1月1日)
パーティには植村さんも入っている。大寒波が襲い小西氏の両足指10本はじめ4人で合計27本の指が凍傷により切断。しかし、2名は無傷。その一人が植村さん、やはり彼は只者ではない。
この怪我で小西さんは、本命のエベレストへの遠征ができなくなる。
解説を書いているのが植村さんというのも泣かせる。
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コメント
山岳同志会ではなく
山学同志会です。
なおしておいたほうがいいですよ
投稿: 野遊 | 2011/06/25 22:51