西穂高岳登山 2010年5月29日~30日 その1 計画・装備
さて忘れないうちに記録を残しておきたいと思う。
今シーズン積雪期登山に復帰したいと思って、いろいろ考えていた。もちろんいきなり厳冬期というのではなく、残雪期からと思っていた。
4月の上旬かGW前に、アプローチの良い中央アルプス木曽駒・宝剣か、北アルプス西穂高独標を日帰りでという心積もりだった。しかし、種々の要因で心積もりしていた時期に行くことができなくなり、見送っていた。この5月末にスケジュールを空けるべく、段取りした。
そうなると行き先であるが、いろいろ調べると、木曽駒・宝剣はレベルに疑問のある登山者が増えて、事故が多発している為、相当強力に登山指導が行われているらしい。事故が多発して地元に多大の迷惑をかけることがあったのだろうし、事故多発で有名になるとイメージも悪くなる。地元の方々のお考え、ご苦労には頭が下がるものがあるが、山は基本的に自己リスクで登るものであるし、あんまり強力に指導は受けたくは無い。まあそれで西穂にしようと決めたのだが、ルートは雪解けが進み既に岩・氷・雪のミックスルートではなくなっている。いささか残念であるが、致し方ない。であれば西穂独標までというのも物足りない感がある。日帰りではなく、西穂山荘のテン場ベースに1泊で西穂高岳までとすることにした。なお今回ソロである。ソロでビッグマウンテンは、20数年ぶりだと思う。
●概略計画は
5/29 5:00 自宅を車で出発 新穂高第2ロープウェイ駐車場11:00着
12:00 ロープウェイ上部 西穂高口駅を出発。登山開始
14:00 西穂山荘着 幕営
5/30 6:00 西穂山荘発 7:30 独標着 10:00 西穂高岳着
10:30 西穂高岳発 12:30 西穂山荘着 テント撤収
13:30 西穂山荘発 15:00 ロープウェイ上部駅
というようなつもりであった。ほぼコースタイムで計画し、それに休憩時間などを入れただけで特に芸はない。土日なので、高速道路が安い。これは全くありがたいことである。もちろん土日に設定した大きな理由である。大阪から遠距離ゆえに非常に大きな節約になるわけだ。
●主要な装備
ベースレイヤー
TOP Patagonia CAP3 ZIP NECK
BOTTOM Patagonia Men's Active Boxer Briefs
Patagonia CAP3 BOTTOM
靴下 Smart Wool ハイキングクリュー ヘビー
ミドルレイヤー
TOP Patagonia R2 VEST
BOTTOM Patagonia Simple Guide Pants
ソフトシェル
TOP Patagonia Houdini Full-Zip JKT
ハードシェル
TOP Patagonia Rain Shadow JKT
BOTTOM Patagonia Rain Shadow Pants
防寒着 Patagonia Down Sweater
Patagonia Nano Puff Pullover
Patagonia Micro Puff Pants
グローブ Patagonia WIND Proof Glove
フリースグローブ
頭部
Patagonia Bucket Hat
Patagonia LW Bienie
Patagonia Sun Mask
REI ネックゲーター
靴 NORDICA 皮製重登山靴
ゲーター ノースフェイス ロングスパッツ
ギア
バックパック MILLET ORAN
ピッケル CAMP
クランポン ブラックダイアモンド 12本爪 セラック クリップ
ヘッドトーチ Petzl TIKA2
ハンドトーチ コールマン
細引き 3mm 5m
サングラス 度付きサングラス ニコン
カメラ 富士 デジカメ + デジカメ 防水カバー
携帯電話
ナビ関係 コンパス SILVA NO.3R
地図 & マップケース
温度計
バーナー・クッカー
プリムス
アルミコッフェル 1
シェラカップ 2
高所用ガス 110サイズ
水筒 プラティパス 2L + 保温カバー
ナルゲン 400cc
ステンレスサーモス 360cc
食料 行動食 インスタントコーヒー、紅茶など
サプリメント
ザバス エナジーアップタブ 30粒
アミノバイタル アサヒマルチビタミン+アミノ+ミネラル
塩飴
救急セット パドラー用セット
テント ウォーラス アーチライバル(ソロ 3シーズン)
スペースブランケット(テントの下に引く)
寝袋 ジャックウルフスキン 夏用(防寒着を総て着て寝る+足先と膝に使い捨てカイロ)
※今回夏用寝袋を使ったのは、防寒着との組み合わせのフィールドテストという趣旨。夜半過ぎから氷点下になり結果的には少々寒かった。あと二度最低気温が高ければ不快感は無かったと思う。今回の気温ではやはり3シーズンは必要。なお、足先のカイロは大変効果的。ナルゲンやプラティパスにお湯を入れてユタンポにするのもありだろう。
食料含め総てパッキングして、計ってみると17キロ強。水2.5リッター持つと登り始めは20キロということになる。私の装備は、古いので最新のものと比べると、重量・嵩ともに大きめ。テント、寝袋、クッカー、バーナー、マットなどを更新すれば、3キロは軽くできるだろう。かかる費用は8万円位かな(~_~;)
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コメント
登山楽しく拝見しました、それにしても体力ありますね♪
北アルプスは若い頃登りましたので、懐かしく拝見させてもらいました。
お体を大切にチャレンジをしてください
~拝~
投稿: 焚き火 | 2010/06/03 15:47
初めまして。
西穂登山を楽しく拝見しました。
私の始めての北アルプス登山が西穂だったので懐かしく見させていただきました。
(昭和47年でした。 古い!!)
また、楽しい山行の記事を期待しています。
泰山
投稿: 泰山 | 2010/06/04 20:59
焚き火さん
体力は、歳の割にはある方かもしれないですけど。気持ちにはついていかないので不安感があります。安全だけどもう少し厳しいところへ行って、自分の限界を把握しないと安心できない感じがあります。それと右膝が鵞足炎なので、この対策ですね。日々治療効果のあるストレッチをしてますので、大分良くなってはいます。
投稿: 管理人 | 2010/06/07 00:38
泰山さん はじめまして
私の初めての北アルプスは、後立山連峰縦走でした。初めての事はいつまでも記憶に残りますね。今回使ったザックは実は、その時にも使ったものです。
投稿: 管理人 | 2010/06/07 00:40
こちらにはコメント始めてさせてもらいます。
以前は僕のblogへコメントありがとうございます
ソロ西穂お疲れ様でした!
鵞足炎の方は大丈夫でしたか!?
僕も腸脛靱帯に古傷を持ってるので・・・・・・
特にアイゼン歩行では、必要以上に余計なところに力がかかるのである程度は仕方ないですけどね。
久しぶりのBig Mtとの事ですが、天候も良く写真から楽しかった事が伺えます!
テン場で一緒になった方の安否が気になりますが・・・・・
独標から上もそうですが、岩綾帯の通過では慎重にステップ&ホールド取らないと、いきなり「ポロッ」って事が多いですもんね(@_@;)
お住まいも神戸で近いようですし、機会があればご一緒しませんか!?
お手数でなければメールでも頂ければ有難いです(^'^)
投稿: bp-hiro | 2010/06/08 07:56
bp-hiroさん こんにちわ
機会があればご一緒したいですね。
別途メイルいたします。
鵞足炎の方は、自己診断でそうだと分かってから続けているストレッチで急速に快方に向かっておりまして、そのストレッチによる予防効果もばっちりです。山中で問題は出なかったです。ただ、帰宅して2日目のお昼くらいから筋肉痛と共に鵞足に関係する部分に痛みが出ましたが、筋肉痛とともに消えました。つまり症状は通常の範囲に収まっていると言えると思います。
腸脛靱帯は、鵞足の逆サイドでありますね。これもストレッチが効くと思います。実は、予防を兼ねて、腸脛靱帯を伸ばす、足をクロスさせて前屈と寝っころがってM字開脚するストレッチも追加して毎日朝と寝る前にやってます。
投稿: 管理人 | 2010/06/09 12:35