田螺の居る水田、居ない水田
水中の対象を撮るのは、水面が光るので難しい。偏光フィルターが必要だ。手で陰を作って反射を抑えてみましたが、どうでしょうか。
先週末、実家に墓参りに行ってきた。実家は水田地帯に面している。近くを子供と歩いているとどの水田にも田螺が沢山居る。最近は低農薬化が進んでいるせいもあるのだろう、昔より沢山居るように思える。
不思議な事に、休耕田には一匹も見当たらない。雑草が生えない様に、耕運して水を張ってあってもだ。施肥して稲が植えてあるということが重要なのだろう。
ちなみに田螺は茹でてヌタにするとおいしいのだがいまどき食べたことがある人は少ないだろう。
田螺のヌタは北大路魯山人の一番の好物。
おばが若い時に最晩年を迎えていた彼の助手をしていて、北鎌倉に居た。父の実家の一番良い水田の田螺を送ると大層喜ばれて、礼状が来たそうだ。(もちろん保存してあるそうだ)
火を通しすぎたら美味しくないらしく、田螺は誰にも触らさず先生自ら茹でて調理したのだそうだ。というのは、先生は半生が好き。だが田螺にはジストマの寄生の可能性が高く、火はしっかり通すのが基本。普通の人は絶対に半生には茹でない。だから自ら茹でていたわけ。でやはりジストマの寄生を受けて、体調不良になっていたらしい。おばは、表に出ないいろいろな話を知っているのだが、公表されずに終わるだろう。(実は、私は2度ほど出版の機会を作ったのだけども)
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