明神5峰 2013年5月14日~16日小梨平にベースキャンプ 15日 サミットプッシュ
昨今、サミットアタックとはおこがましいので言わない様にしている、ヤバそうだったら即撤退するしね。だからサミットプッシュ。
さて、小梨平のテントを4時10分に出撃、予定より10分遅れ。
岳沢登山道入口へ梓川右岸の湿地帯木道を急ぐ。
岳沢登山道入り口着 4時半過ぎ
今日は長丁場なので、ゆっくり歩く、つまり足の筋肉に無酸素運動をさせない動き
1時間ほどで、7番の看板 5時半到着。
この反対側が南西稜。岳沢へ行く人が間違って入らない様にロープで塞いである。
それを踏み越えて、南西稜に入る。ここから標高で1200m位上がらなきゃならない。
急登をゆっくり登る。1時間に200m強標高を上げるペース。我々は普通に歩くと1時間に休憩入れて300m標高を上げるスピード。ここは意識してゆっくり行く。1日歩いてもそんなにダメージの出ないペース。11時位に頂上に着ければ十分である。
しかし、思っていたより早くに雪が出てきた。
雪を避けて、ちょっと藪こきになったり、ルートを探したり、アックスを出す局面もあったりでかなりペースダウンしてきた。
痩せ尾根の急登を抜けたと思ったら、急な雪の壁。
登る前に少し休憩。この直前に私のソフトシェルが急な雪渓へ吸い込まれるように落ちて行った。うーむまあ身代わりと思いましょう。
さてやっと腰を下ろしてくつろげる平らな所に出たので、何か食おう。
11時過ぎ、予定なら頂上ってとこなのだが、遅れ気味。あと標高差400m位だな。
あと、高度差であと10数mで頂上。その雪は端っこは雪庇の可能性大だから行かないようにね。
と叫んでいるのだが、風が強くて聞こえにくいらしい。まあなんとか伝わった。ヤバイヤバイ。
結構急なトラバース。3級マイナス位のクライミングになる箇所もあった。
雪があったら、ロープクライミングだな。
頂上 風が強くて落ち着かないねぇ。予定より2時間半遅れの午後1時半だぜ。
端っこへ行って 穂高神社とか明神池を見下ろす。この風景が見たかったのだ。
肝腎の5峰ピークはこんなところ。向こう側は切れ落ちてる。
向こうに見える印象的な岩峰は明神3峰
4・5のコルへの良いトラバースルートが見つけられなくて、1時間位ロス。
南西稜を少し降りて、ナイフリッジの後の急な雪の壁を登った所から始まる前明神沢の枝沢の雪渓を降りて、前明神沢へ合流することにする。
雪渓下降開始、始めは傾斜が強いので、クライミングダウン。雪はグサグサ。
もう 前向いて降りたらどうでしょうかね。ずっと早いし、もう5時半だし。
さて、ぶっ飛ばして行きますか! 後ろの明神岩峰が夕日に赤くなってきたよ。
午7時過ぎ、7番の看板に戻ってきました。下りだから30分位で河童橋だ。
やれやれ結局15時間少々の行動時間、最後1時間はヘッドトーチを点灯しての歩きになってしまいました。ヘッドトーチもっと明るいのにしないといけません。凍っているところが分からなくてこけちゃいました。
まあバリエーションなんでこういうことは想定内。
しかし、登山道のない山は面白い。自由だね。
それに、GW翌々週ということもあるけど、明神5峰は我々しか居なかった。独占。
来年も小梨平ベース企画は実行しましょう。
さてどこに登るかだけど、六百山から霞沢岳縦走で八右衛門沢を下る というのはどうだろうか。八右衛門沢往復での霞沢岳でも良いかな。
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