2010/07/12

『D列車でいこう』(徳間文庫)重版

ニフティ(パソコン通信)の時代に始まる、ネット経由のヨット系の知人が小説家をされてます。

優秀なビジネスマンとしてリスペクトしてましたが、小説家になるということでお仕事をお辞めになった時には、大層驚きました。ちゃくちゃくと執筆活動を進められています。

ハードカバーで出された本が、文庫化されて発売わずか一週間で重版が決まったそうです。おめでとうございます。

『D列車でいこう』(徳間文庫)

ホビーマーケットというものの特性がよく分かります。

私も他人に聞かれて同じ内容の話をすることがありますが、こういう風に上手に話せません。もっと修行が必要です。
明治大学の社会人大学院で講義をさせていただいたことがあるのですが、その際にもこの本は紹介させていただきました。

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2009/12/28

小西正継 氏

日本人スーパークライマーの一人である。山学同志会のメンバー(代表)
同志会のコールは「どーし」 となかなか分かりやすく、かっこよい。

氏は既にこの世の人ではない。
平成8年9月30日、57歳でマナスル登頂後、下山途中に7800m付近で遭難、行方不明のままである。

氏の著作を初めて読んだのは
「マッターホルン北壁」
彼の処女作であり履歴から想像できない文章で驚いた。なかなかに名文であると思う。
冬季マッターホルン北壁第3登である。(1967年2月4日~2月7日)


これを読むと、小西氏のアルプス北壁登攀記を全部読んでみたくなる。

もう一つのアルプス北壁登攀記が

「グランドジョラス北壁」

エベレスト遠征を踏まえてトレーニング的意味も持たせた登攀でもあった。(1970年12月22日~1971年1月1日)
パーティには植村さんも入っている。大寒波が襲い小西氏の両足指10本はじめ4人で合計27本の指が凍傷により切断。しかし、2名は無傷。その一人が植村さん、やはり彼は只者ではない。
この怪我で小西さんは、本命のエベレストへの遠征ができなくなる。
解説を書いているのが植村さんというのも泣かせる。



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2009/12/21

キップリング 「ジャングルブック」 ジャングルの掟

キプリングと発音するのか、キップリングなのかちょっと良く分からないのだけど、私的にはキプリング。

もちろんカバンメーカーの話ではありません。

ノーベル文学賞を受賞している文豪です。 wikiのリンクをあげておきます。
キップリング

代表作というか誰でも知っている有名な作品は「ジャングルブック」
なにせ、100年以上前の方のイギリス植民地生まれの方なので、人種差別的表記もありますが、当時の人としては画期的に意識は一般とは異なり、その作品の中身からも白人による植民地支配に問題意識も持っていた方だと思われますね。
まーそれよりも、ジャングルブックに対する日本人の誤解は著しい。ディズニィアニメとかの影響と絵本で最初に触れることが多いせいでしょうけど、単なる童話だと思って居る人多数。実は完全な大人向き内容。そういう誤解がある点、ガリバー旅行記と同じ悲劇。
一回きちんときちんとした翻訳で読んでおく(詩が多いし、できれば原書で)ことを薦めます。原書ならこれがお勧め。(ジャングルブックとジャングルブック2の両方を載録)

私がジャングルブック(というか邦題「続ジャングルブック」ないし「ジャングルブック2」)に出てくる詩で好きなのがあるので紹介しておこう。(拙訳なので不味さはご勘弁いただくとして。)

 ジャングルの掟(狼の掟)

  これぞジャングルの掟

  大空と同じに古く、真実なり

  掟を守る狼は栄え、掟を破る狼は滅びる

  木に絡まる蔦の様に掟は前にも後にも手をのばし広がる

  群れの力あってこその個々の狼の力

  個々の狼の力あってこその群れの力だから

キップリングの著作一覧リストへのリンク

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2007/05/16

新刊『D列車でいこう』発売!

昔からのネットでの知人が小説を出されました。

ミステリー作家の阿川大樹さんの新刊『D列車でいこう』
http://www.agawataiju.com/d/

もちろん昔からのネット繋がりですから、インターネットではなく今は無きパソコン通信でありました。20年近いお知り合い。
ニフティのマリンスポーツ関係のフォーラムがきっかけです。20年近いお付き合いと言っても、実際に会った回数は、数度だと思います。なのですが、なんとなく良く知っている様な気がする、ネットの効果ですね。

ともかく早速アマゾンを覗いてみると、http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198623295/taijushotbook-22/
品切れしてます。初回入荷分は、早くも売り切れてしまったのでしょうね。数日おいてまたチェックしたいと思います。

セブンイレブンでの受け取りは、在庫あるようです。
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0258407

立ち読みなんかせずに買いましょうね。

私は、しょっちゅう寄る書店にあれば買います、なければ取り寄せ注文します。

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2007/05/09

本棚整理 ボナッティ わが生涯の山々

本があふれてきたので、本棚の整理をした。再読はまずしないと思える本を古本屋へ持っていくことにして、選別。30%ほど減量。書棚に少し余裕ができた。余裕ができると、また本を買ってしまう可能性があるわけだが(^_^;)。古本屋に売却に行った時があぶない。売ったら店内見学はやめてさっさと帰ることにしよう。

整理中に、ボナッティの「わが生涯の山々」を見つけてしまい、今再読しているところ。彼は、今も健在な鉄人登山家の一人である。私のアイドルの一人である。98年に来日されているのだが、講演を聞きに行くことができなかった。次回と思うのだが、1930年生まれ、私の父より2歳若いし、鍛えておられるだろうから次の来日は十分あるだろうと思っている。

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